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本は
写真やビデオで写したいのですが?
【お答え】写真は一眼レフカメラで写せます。ビデオは機種によります
写真
次の道具を用意します。
- カメラ:シャッタースピードでB(バルブ)が選べ、レリーズが付けられるもの
- レンズ:出来るだけ明るいレンズ。標準レンズがよい。(Fが2以上・ズームは向かない)
- フィルム:高感度フィルム数本。感度(ISO)が800以上。できれば3200を。
- レリーズ:カメラにあったもの。オートストッパー付き。場合によってはリモコンケーブル
- 三脚:ビデオ用でもよい、ぐらぐらしない丈夫なもの
- フード:できれば。レンズにあっているもの。
- カイロ:ベンジンや桐灰など火を使うタイプ(使い捨てタイプはダメです)
- 小物類:見やすい時計、粘着テープ、筆記用具(野帳がよい)、小型ライト(先を赤セロファンでおおう)、ライター、カメラ用の予備電池(あっというまに消耗します)
明るい場所での準備
- カイロに火をつけておきます
- フィルムをカメラにつめ、1・2コマ普通の風景を写します
- カメラのオートフォーカス(AF)機能を切ります。
- レンズのピントを無限大、しぼりを開放にし、レンズの可動部をテープで固定します。
- 固定できれば、カメラの露出時間もB(バルブ)でテープ固定します。
- レリーズを取り付け、はずす練習をします。取り扱い説明書をよくよんでください。
- カイロをレンズのわきにあてがい、テープや古いストッキングなどで固定します。これは夜露がレンズにつくのを防ぐためです。
撮影場所で
- 三脚を広げて地面にたてます。一番安定する長さにのばしましょう。
- カメラを三脚にとりつけます。ネジはしっかりとめてください。
- カメラにレリーズをとりつけます。
撮影場所で
- 三脚を広げて地面にたてます。一番安定する長さにのばしましょう。
- カメラを三脚にとりつけます。ネジはしっかりとめてください。
- カメラにレリーズをとりつけます。
撮影
- 向ける方向はどちらでもかまいませんが、街灯などが直接入らないようにします。
- 露出時間は都会なら5分間ぐらい、田舎でも10分間くらいでしょう。
- 記録をとりながら、次々に露出をします。
- 運がよければ、36枚どりフィルムで1〜3コマに流星がうつります。
- もし、しし座流星群が大出現したら、1コマにいくつもの流星が写るでしょう
ビデオ
家庭用のビデオカメラでも非常に明るい流星は写ります。写真と同じように三脚に載せてかまえましょう。オートフォーカスはOFFにしてピント無限大(遠くにあわせる)といいでしょう。でも人間の目よりビデオの方が感度が低いので、ほとんどの流星は写りません。
もし、あなたが持っているビデオカメラが、スローシャッターや光を蓄積する機能をもっていたら、ラッキーです! スローシャッター機能をONにしたり、光を蓄積するようにセットすると、写る流星の数はずっと増えます。
さらに、イメージインテンシファイヤという機器を使えば、目で見えない流星まで写せますが、これらは定価で100万円、ちょっと程度の悪い普及品でも30万円くらいしますし、特殊な機器ですので簡単には入手できません。放送局などでの映像はこうした機器を使っているということだけ知っておいてください。
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