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月の出入りの方位角
月がどちらの方向から出て、どちらの方向に沈んでいくかは毎日変わります
(※月の出入りとは月の中心が地平線と重なった時点のことです)。
基本的に東から昇り、西に沈むのは同じですが、その方位角は68〜71ページの表にあるように、真東もし
くは真西から±35度くらいの範囲で周期的に変わります。
北寄りから昇れば、それだけ南中高度は大きく(高く)なりますし、逆に南寄りから昇れば南中高度は小さく(低く)なります。
満月は太陽とほぼ反対方向にありますから、冬の満月は高く、逆に夏の満月は低いことが分かります。
- 表の見方
- 2006年4月〜2008年4月の毎日の月の出入りの方位角を表にしています。
- 方位角は、月の出については真東を0°、月の入りについては真西を0°とし、
北よりをプラス(+)、南よりをマイナス(−)の角度でとっています。
- 方位角の欄が斜線になっている場合は、その日は月の出や月の入りがないことを示しています
(「毎月の星空」を参照ください)。
- 月の出入り方位が変わる理由
月は約27.3日で地球を一周します。太陽の南中の高さが一年周期で変わるのに対して、月は一月弱の周期で高さが変わることになります。
また、月の軌道(白道)は黄道面に対して5°ほど傾いている上、18.6年周期で回転しているので、方位角のピークの値は年々少しずつ変化します。