<<もくじホームページへ>>

月の出入りの方位角

   月がどちらの方向から出て、どちらの方向に沈んでいくかは毎日変わります (※月の出入りとは月の中心が地平線と重なった時点のことです)。 基本的に東から昇り、西に沈むのは同じですが、その方位角は68〜71ページの表にあるように、真東もし くは真西から±35度くらいの範囲で周期的に変わります。
北寄りから昇れば、それだけ南中高度は大きく(高く)なりますし、逆に南寄りから昇れば南中高度は小さく(低く)なります。 満月は太陽とほぼ反対方向にありますから、冬の満月は高く、逆に夏の満月は低いことが分かります。

  1. 表の見方
  2. 月の出入り方位が変わる理由
    月は約27.3日で地球を一周します。太陽の南中の高さが一年周期で変わるのに対して、月は一月弱の周期で高さが変わることになります。 また、月の軌道(白道)は黄道面に対して5°ほど傾いている上、18.6年周期で回転しているので、方位角のピークの値は年々少しずつ変化します。