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日の出・日の入りと太陽の南中

  55〜57ページの表は、大阪における日の出・日の入りの時刻・方位、太陽の南中時刻・高度の一覧です。 これらの値は毎年ほとんど同じで、最大でも時刻で1分程度、方位・高度で0.5度程度しか変化しません。

  1. 日の出・日の入り


      日の出・日の入りは太陽の上端が地平線(水平線)にかかる瞬間をいい、気温など大気の 状態によって1〜2分変わることがあります。日の出・日の入りの方位は、真東または真西からの 角度を表わしていて、プラスの場合は北寄り、マイナスの場合は南寄りです。
      ビルの上など高い場所では、日の出は早く、日の入りは遅くなります。 逆に山などがあって地平線が見えない場合には、日の出は遅く、日の入りは早くなります。 下のグラフは、この日の出(または日の入り)時刻のずれを表わしていて、縦軸は日の出を 見る場所の海抜、横軸は日の出の方角にある山などの高さを地平線からの角度で表わしています。海抜から右へ、障害物の高度から上へたどり、交わった所から斜線上を右上へたどると、日の出の時刻のずれがわかります。


  2. 太陽の南中


      南中は天体が真南の空にくることをいいます。太陽は12時頃に南の空に見えて いますが、正確な南中時刻はちょうど12時とは限らず、季節によって変化します。 また南中高度は、太陽が南中したときの南の地平線からの角度で、夏至の頃高く、冬至の頃低くなります。