星々の間を光りながら飛んでいく流れ星。とてもきれいですね。望遠鏡や双眼鏡なしで楽しんでください。
流れ星の正体は大変なスピ−ドで地球にぶつかってくる小さな砂つぶや氷のかけらで、それが空気中を走るうちに燃えて光って見えるのです。流星のつぶつぶの元は彗星から流れ出したと考えられています。
流れ星には出る時期が決まっている流星群と、そうでない散在流星の2種類があります。夜空に偶然見えるのはだいたい散在流星で、1時間に5〜6個ほどです。これは空のどこに出るかもわかりません。流星群の方は1年のある決まった時期に決まった星座から出現しますので、計画的に見ることができます。そんな流星群が1年のうちいくつかあります。
下の表をご覧下さい。出現数が多い代表的な流星群です。ペルセウス座流星群では1時間に100個以上見えることも珍しくありません。極大の期間は1〜2日しかありませんから、その時に月が出ていないか(月明かりがあると流れ星は見えにくい)、お天気はどうか、気になるところです。流星群の多くは見える時間がたいがいま夜中から明け方で、ちょっと大変です。ながめる方角は、りゅう座、ペルセウス座、ふたご座は北から東の空で、みずがめでは東から南よりです。いずれにしろ西の空ということはありません。
名称 | 出現時 | 極大 | 特徴 |
---|---|---|---|
りゅう座 | 1月2〜5日 | 1月3〜4日 | 速く、多い |
みずがめη | 5月3〜10日 | 5月4〜5日 | 速い |
ペルセウス座 | 8月7〜15日 | 8月12〜13日 | 速く多い、痕あり |
ジャコビニ | 10月8〜9日 | 10月8〜9日 | 2005年に期待 |
しし座 | 11月14〜19日 | 11月17〜18日 | 2002年まで期待 |
ふたご座 | 12月11〜16日 | 12月12〜14日 | 速く、多い |