私たちの近くにある天体である惑星は、星座の中をめぐっていくため、決まった季節や時刻には見えません。 例えば、2007年末の宵空に火星がよく見えますが、2006年の同じ時期には見えません。 夏の惑星とか冬の惑星といった言葉がないゆえんです。 そこで、いつごろ、どこに惑星が見えるのかを示すグラフを作ってみました。
グラフ期間 | 明るい惑星2006〜2011年(6枚) | 木星外惑星2006〜2018年(1枚) |
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惑星 | 肉眼で見える惑星(水星・金星・火星・木星・土星) | 遠距離にある惑星(木星・土星・天王星・海王星・冥王星) |
計算 | 3日ごと | 10日ごと |
グラフからストレートに読めます。たとえば、2007年の5月の金星は、黄経100度付近、ふたご座のあたりにあります。
では、金星が何時、どちらの方角に見えるかというと、5月のふたご座は星座早見などで見ると分かるように夕方の西空ですので、
金星も同様に夕方の西空です。。
星座 | うお | おひつじ | おうし | ふたご | かに | しし | おとめ | てんびん | さそり | いて | やぎ | みずがめ |
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黄経 | 〜30 | 〜50 | 〜90 | 〜120 | 〜140 | 〜170 | 〜220 | 〜240 | 〜270 | 〜300 | 〜330 | 〜350 |
太陽に対し、東(左)にあれば夕方、西(右)にあれば明け方に見えます。 太陽から大きくずれている時は夕方に昇り、真夜中に南中になり、明け方に沈む、つまりほぼ一晩中見えることになります。