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しし座流星群・カナリー諸島で1時間1000個は一部誤報

大出現が期待された「しし座流星群」は、1時間に1000個という大規模な流星雨を引き起こした。
と、前のニュースで書きましたが、確かにカナリー諸島で多くの流星は流れたのですが、1000個とか2000個というのは、大勢で全方向を見張っての数であり、1人あたりに直すと、1時間あたり200〜250個程度であったとされています。電波観測などの速報では、17日の昼前くらい(日本時)が多かったのではという情報もあり、実際のピークがどこであって、どの程度の流星が見られたのが最大かは、今後の情報収集・解析を待つ必要がありそうです。

人間が自由にルールをつかって、点や結果が明確なスポーツや政治と違い、自然現象の情報については往々にしてこのようなことがありえるという例でした。マスコミの報道でも、どうしても早とちりや報道を焦るあまりのミスが今回散見されていることもまた指摘しておきます。当サイトでも、ミスはミスとして消去はせずに、訂正の記事を追加して、「最新情報」のというものの精度についても知っていただこうと思います。

参考文献:スカイ&テレスコープ誌 Webサイト



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