しし座流星群・ピークは17日昼間だったか? |
---|
大出現が期待された「しし座流星群」は、1時間に1000個という大規模な流星雨を引き起こした。 ただし、これは日本では見られなかった。 国際天文学連合(IAU)に集まったレポートによると、アフリカ西海岸沖の ラ・パルマ天文台の付近などでは、 1時間あたりになおして1000個以上の流れ星が観測されている。どうもピークは日本で 昼間にあたる時間になったらしい。今後、これからピークがもう一つあるという可能性も 否定しきれないが、過去の実績からいうと、今後は流星の大出現は見込み薄であろう なお、日本では、前線が通過した後、関東地方や近畿地方、北海道の一部などに晴天域が広がり、 また、断続的な晴天域となるとほぼ全国に渡ったため、2000人以上が参加した高校生同時観測など、 各地で多くの人が流星を観望したようである。しかし、ハッキリとしたピークは認められないという 報告が多いようである。 なお、科学館では学芸員が夜を徹して観測をし、現在この原稿を書いている。大阪市としてはかなりよく星が見える状況で、非常に明るい火球といわれる流星を20個程度観測したが、やはり明確なピークのようなものは確認できなかった。なお、昼間でも電波を使った観測を継続しており、展示場2階のアマチュア無線室でその様子を見ることができる。なお、流星を撮影したビデオは11月23日までプラネタリウムの投影(しし座流星群)で公開している。 参考文献:http://cfa-www.harvard.edu/iauc/0700/07052.html/ IAUC7052 上記リンクを貼ってはいけないそうですので、アドレスだけ示しておきます(1998/11/20) |