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地球すれすれに接近する小惑星(続報)

昨日づけでここに書いた、30年後の2028年に、地球に非常に接近する小惑星だが、その後、1990年の観測写真にも写っていることがアメリカ・ジェット推進研究所のドナルド博士ら調査で判明した。これをもとにより精密な軌道を計算した結果、地球への接近距離は96万km(60万マイル)とでた。これは、月よりも2倍以上遠い距離である。
レポートには誤差が言及されていないが、観測データが増えたことにより、先にレポートされたプラスマイナス30万kmの誤差よりは小さくなると考えられる。この小惑星が地球に衝突する可能性は、このドナルド博士らの報告の前ですらほとんどなかったが、この結果からまったく心配なくなったといえる。

ところで、大阪市立科学館では、こうした小惑星について解説したプラネタリウムを1998年5月末まで投影している。その中には、日本スペースガード協会の会長も登場し、地球近傍小惑星についても多く語っている。このニュースに興味のある方は、ぜひこちらもごらんになっていただきたい。








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