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9月26日 神戸市北区に隕石(らしきもの)落下
朝日・読売・毎日・産経・日経の各新聞(大阪版)が伝えるところによると、9月26日夜8時23分ごろに、神戸市北区の民家に隕石(らしきもの:以下単に隕石)が落下した。

隕石は民家の2階の天井をつきやぶって直径10センチ程度の穴をあけ、子供部屋のベッドの上に10以上の破片に砕けて落下。当時民家の二階には人がおらず、怪我人はないという。隕石は合計で130g程度。最大のものは直径5cm・60グラム程度。灰色をしているとのこと。現在(9月27日)、隕石は神戸北署が一時保管し、科学捜査研究所で分析をする予定。

同日、ほぼ同時刻に、兵庫県立西はりま天文台では、天体観察中の来台者が、肉眼で明るい流星(火球)を目撃。他にも京都、四国などからも目撃情報が、アマチュア天文家の組織、日本火球ネットワークによせられており、隕石であるのはほぼ間違いないと見られる。

前回、日本で隕石の落下が確認されたのは、1996年1月7日に茨城県つくば市などに落下したもの。関西地区に限ると、1918年に滋賀県に落下して以来。兵庫では1904年に笹山町に落下して以来である。日本で発見された隕石は、1990年代では5個目で非常に珍しい現象である。






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