8月11日世界時9時すぎ〜13時前(日本時18時〜24時)に、今世紀最後の皆既日食が起こります。日本では残念ながらまったく見えませんが、テレビやインターネットによる日食中継が予定されています。 太陽が月に完全に隠される場所(皆既帯)は、クリックすると大きくなる左の地図((c)NASA/GSFC作成)の中心の帯状の地域で、アメリカ大陸ニューファンドランド島沖〜イギリス南部〜フランスパリの北〜ドイツ南部〜オーストリア〜ルーマニア〜黒海〜トルコ北部〜イラン〜パキスタン〜インド北部です。
その周りの広い部分では一部が隠される部分日食になります。皆既日食帯に近づくほど「欠け方」が大きくなります。
なお、今世紀中に起こる日食はあと4回で下の表のとおりになります。いずれも皆既日食にはなりません。このうち、日本でも見られるものはなく、次回日本で見られる日食は、2002年6月11日の朝7時すぎのもの。皆既日食ですと、奄美大島などで2009年7月22日の昼前に見られるものになります。
20世紀中に起こる日食(世界時)
日付
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見られる地域
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2000年2月5日
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南極
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2000年7月1日
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南太平洋〜南氷洋・チリ・アルゼンチンの南部
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2000年7月31日
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北極・シベリア・カナダ・アメリカ
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2000年12月24日
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カナダ・アメリカ・メキシコ
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日食中継・日食関連のインターネットページ
LIVE ECLIPSE
日食中継をするチームです。ヨーロッパ各地からの中継がインターネットでみられます。別途ソフトが必要なので、あらかじめダウンロードを。 NASA日食情報
NASAの日食情報ページです。上の地図はここから転載しました。 アストロアーツ
日食シミュレーションソフトを販売しています。日本語。日食特集ページもあり。
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