SETI@home 家で宇宙人をさがそう |
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SETIとは、Search for Extra Terrestrial Inteligence(地球外知性体探査)科学者が取り組んでいるまじめな宇宙人さがしのことです。といっても、直接宇宙船などで探査できる太陽系には、残念ながら地球人しかいそうにありません。そこで、SETIでは望遠鏡を使って、太陽系外の宇宙人、というか地球外文明の活動をとらえるという考えで行われています。 たとえば、外から地球を見ると、小さくてそれほど活動的でもない星なのに、かなり強力で特徴的な電波を放出していることがわかるでしょう。同じことが地球と同程度以上に発達した、宇宙人の文明でも起こっていると考えるのです。また、何かの気まぐれで、他の文明に向けた信号を送っているかもしれません。何しろ地球人自身が、1974年にアメリカカリブ海にうかぶプエルトリコのアレシボ天文台からメッセージを送ったことがあるのですから。 こうした、人工的な電波や光をとらえるSETIを行うには、もちろん、できるだけ強力な電波望遠鏡が必要です。例えばBETAというプロジェクトでは世界最大クラスの76m電波望遠鏡が使われました。 詳しくは、http://seti.planetary.org/をごらんください。 では、一般人はSETIに関われないのかというとそんなことはありません。その一例がアメリカ惑星協会がパラマウント映画社(スタートレックでおなじみ)の援助で行っているSETI@homeです。このプロジェクトは、SERENDIP IV というプロジェクトで得られた観測データ処理に必要な膨大な量の計算を世界中のパソコンで行おうというものです。 参加に必要なものは、インターネット接続ができる Windows または Macintosh パソコンか UNIX ワークステーションです。 作動させるには 32MB のメモリと 800×600 の広さの画面が必要だそうです。 http://planetary.org/news/SETIatHome-Form.html にある登録フォームに記入すると、ソフトウェアをダウンロード(700Kバイトほど)できます。これは、スクリーンセーバにもなるもので、あなたがパソコンを使っていない時に処理を進めるようになっています。また、5日あたり250Kバイトほどの観測データがインターネットで転送されます。 5月31日では、世界200の国や地域でのべ40万人がソフトを動かしているそうです。日本人も1万人くらい参加しています。あなたも参加してみてはいかが? |