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夕方の金星・宵の火星

2月は夕方の西空に土星・木星・金星・水星が集合して話題になりましたが、4月は西の空には金星のみが明るく輝いています。一方、9時すぎには火星が東南東の空から昇ってきます。赤く明るく見えるのは、火星が地球に接近しているためで、最接近は5月2日になります。

金星の軌道と明暗部図金星は、地球より太陽に近い軌道をまわっているため、太陽の光があたっていない「夜」の部分を見ることができます。つまり「満ち欠け」している様子を見ることができるわけです。地球に最接近するときは、大きく見え、またかけ方も大きくなります。
こうした満ち欠けは、肉眼ではなかなか見ることができませんが、双眼鏡、できれば望遠鏡を用意すれば見ることができます。もし、家に眠っている望遠鏡があれば、このさい起こして見てみてはいかがでしょうか? 欠けかたから金星の軌道上の位置もわかります。

なお、大阪市立科学館のプラネタリウムでは金星をテーマにした内容で5月23日まで投影をしています。






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