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大阪南部で22日に日食が見られます

日食は、月が太陽をかくすできごとです。世界中で見ると、年に2〜5回くらい日食が起こるので珍しくはないのですが、見られる地域が限られるので、大阪で見られる日食は表の通りそれほど多くはありません。また、太陽が月にすっぽり隠される皆既日食や太陽が月の周りに環のように残る金環日食となると、大阪では当分見られません。

これから日本でみられる日食
日付時刻見られる地域最も欠けて見える場所
1998/08/22午前10時大阪以南マレーシアなどで金環日食
2002/06/11午前8時日本全国太平洋上で金環日食
2004/10/14午前11時九州以東北極海で深い部分日食
2007/03/19午前10時大阪以西北極海で深い部分日食
2009/07/22午前11時日本全国奄美大島で皆既日食

22日は、この日食がひさびさに大阪で見られます。ただし、見られる地域は大阪府の南部に限られ、欠け具合もごくわずかですので望遠鏡がないと観察が難しいかもしれませんが、今世紀大阪で見られる最後の日食ですから、ぜひごらんになってください。見られる地域は、泉大津駅−信太山駅−滝谷駅−葛城山を結ぶ線より南です。時刻は10:04〜10:05ごろです。食が続く時間は最小は0分で和歌山で前後20分間あまりです。

なお、観察のさいは決して望遠鏡で太陽を直接みないでください。安全な方法としては、次のものがあります。

  • 望ましい方法:望遠鏡に太陽投影板を付け、太陽を紙にうつして見る
  • 長い筒の先をアルミ箔で覆い、針で小さな孔をあける。反対がわはコンビニでもらう白い袋をぴーんとはって、小さな孔から太陽光が入り、袋がわに像が写るようにします。
  • クリップスタンドなどで双眼鏡を固定し、双眼鏡がつくる太陽の像を紙に写す。
  • すすをつけたガラスで太陽をすかしてみる。
  • 白黒フィルムの黒い部分で太陽をすかしてみる。(カラーフィルムはおすすめしません。見るのなら一瞬にしてください
  • コンパクトディスクにすかしてみる。

いずれの方法でも、まぶしいと思ったら無理に見ないように気をつけます。それがあなたの目を守ります。








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