流れ星がたくさん見える日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最近、科学館に「流れ星がよく見える日っていつですか」という質問がちらほら多くなってきました。8月は年間を通じても流れ星が多い時期ですが、特に8月12日前後22時すぎ〜13日明け方にかけて、特に流れ星が多くながれます。ペルセウス座のあたりから四方八方に飛び出すように流れ星が流れるので、ペルセウス座流星群といいます。天の川が見えるようなところでは平均で1時間に数個ですから、この日は1時間に10〜100個くらい見えることもあります。 ここで、流れ星の正体をご紹介しましょう。流れ星は、空の星が落ちてくるわけではありません。地球と同じように太陽の周りを回っていますが、砂粒のような非常に小さな天体で、ふだんは全く見えません。しかし、ひとたび地球に衝突すると、大気と激しく衝突し、蒸発します。この蒸発してできるガスが発光するのが流れ星です。発光時間は1秒間以内ですが、ガスが光るという点ではネオンサインと発光の原理がにています。 流れ星の元になる砂粒のような天体、流星物質の中には集団となって太陽をまわっているものがあります。彗星がまき散らす流星物質がそうで、こうした流星物質の大群が地球に衝突するのが、流星群です。流星群の軌道は数10年くらいでは大きくは変化しませんので、毎年同じ時期にこの「大量の流星物質と地球との衝突事故」がおこります。その事故は、地球の上空100kmで空気によってせき止められますので私たちは楽しむことができるのです。 下には、主な流星群について、まとめておきます。今年は、突発的に出現するしし座流星群とジャコビニ流星群がたくさん流れるかもしれないと予報されています。
|