ケンタウルスAの中心部(VLTによる)⇒
1998年5月27日。ヨーロッパ諸国が、南米のチリ北部のセッロ・パラナルに建設しているVLT(Very Large Telescope:超巨大望遠鏡)の1号機が完成し、ファーストライトイベント=初めての観測を行ない、画像を公開した。
VLTは、世界最大クラスの直径8.2mの鏡を持つ望遠鏡で、自重による鏡の変形を機械的に補正するシステムを持っていて、地上の望遠鏡としては極限の能力を発揮する。さらに、最終的には4台の望遠鏡を組み合わせての観測を行うことになっており、全体が完成すれば、文字通り世界最大の望遠鏡となる。
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